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千田 貞暁(せんだ さだあき)

 千田貞暁は、広島県令(今の県知事)として、明治13年(1880年)に広島にやってきた。宇品島沖合に停泊した汽船から小舟に乗り換えるのを不便だと感じた千田貞暁は、海を埋め立てることで港を造ろうと決心した。予想される工事費用は、当時のお金で8万円。 予想される工事期間は、30か月。明治17年(1884年)9月7日に工事が始まった。再三の悪天候で堤防が2度決壊し、工賃は上がる。千田貞暁は、私財(自分のお金)も出し、工事を続ける。明治23年(1890年)11月30日ついに宇品港が完成する。62万8千坪の宇品の新しい土地も生まれた。工事費用は、当時のお金で30万4585円1銭。工事期間は、5年3か月の大工事であった。

(参考文献:千田貞暁翁。宇品小学校創立百周年記念誌うじな)



学校創立から戦争当時までの宇品の様子です。